やさしい魔物と酒場の英雄(略称『魔物と英雄』)

魔物と英雄  
人数2~4人
年齢12歳から
時間60~90分

その日、冒険者は魔物を避け、森をさまよい、いつしか見知らぬ遺跡に辿り着いていた。

古代文字で装飾された石壁伝いに、好奇心は最奥の祭壇へと導く。

一歩また一歩と階段を踏み締め、ついに奉られた祭器を目にした、刹那に“何者か”が心に直接語りかけてきた。

『聡明な冒険者よ。時の真実を知りたくば、この祭器に触れよ。追憶の彼方、隠された歴史を辿ることになるだろう・・・』

そこは忘れ去られた、人々と魔物が共存していた最後の世界―――

プレイ人数、2から4人。対象年齢、12才から。プレイ時間60から90分


『やさしい魔物と酒場の英雄』は、アクション選択式の戦略ゲームです。

プレイヤーは領主となり全4ラウンドを通して領地を増やす、都市を建設する(収入UP)、人材(行動増加)を活用することで得点を獲得していきます。

ラウンド毎に選ぶ“方針”には追加収入を得るもの、特定の行動に対して得点ボーナスを得られるものがあり、さらに行動順位も決定されるので、目的に合わせた運用が必要です。

また魔物に対して選ぶ行動(交易/探索/討伐)により大きな報酬や、高得点を狙うことができます。

ゲーム終了時に最も得点を獲得しているプレイヤーが勝者となります。


◆ワーカーコマの配置一つでアクション選択と相場変動の二つを表現した《エリアシステム》!※ワーカーコマ=キューブ

◆追加収入での効率UPか、得点ボーナスで畳みかけるか、プレイヤーの計画性を試す《方針システム》!

◆仲間にできるキャラクターは総勢21種。戦闘系や生産系、魔法を扱えるタイプも!

◆魔物は18種。友好関係でいることも、私益のために討伐するもあなたの采配次第!


《ゲームの流れ》

このゲームはラウンドを4回行います。各ラウンドは〔準備フェイズ〕→〔収入フェイズ〕→〔アクションフェイズ〕の順に進みます。

〔アクションフェイズ〕で全員がラウンドを降りたら(パスしたら)そのラウンドは終了となり、次のラウンドを開始します。ラウンドⅣが終了した場合は、終了ボーナスを加算してゲームを終了します。

〔準備フェイズ〕プレイボード上のキューブ調整(アクションエリアの相場を回復)や、領主や人材カードの技能や能力を再び使用できるようにします。

〔収入フェイズ〕領主・拠点・建設した都市カードより収入を得ます。選んだ方針カードによっては追加収入を得ます。

〔アクションフェイズ〕ボードやプレイヤーエリア(領主・人材)のアクションを駆使して資材を集め、領地や人材、都市を増やして得点を稼ぎます。アクションを行うにはキューブが必要です。ゲームの進行とともに人材や軍備が整えば、キューブが不要なアクションも行えるようになります。


《ゲームの基本的な進め方例》

まずは領地を増やしてみましょう。領地があれば、その上に都市を建設できます。都市があれば収入が増えます。

領地を増やすには「開拓」か「魔物の討伐」の2つの手段があります。討伐の条件は厳しいので「開拓」してみましょう。

「開拓」するにはコストとして“情報”と“資金”が必要です。“資金”は所持していますが“情報”が足りません。ですので「情報収集」で“情報”を集めましょう。

手持ちのキューブを「酒場」のマスに置き「情報収集」を実行。合計コスト資金2を支払い“情報2”を得ました。(それぞれの該当するマーカーを動かして管理します。この場合、資金マーカーを2下げ、情報マーカーを2上げました。)

情報収集例

ちなみに「市場」でも情報収集ができます。その場合は資金コスト0で“情報1”と“得点1”が得られます。

情報を得たので次の手番で、手持ちのキューブを「生産/開拓」のマスに置き「開拓」を実行。開拓カードはコスト毎に山札が3つあり、指定のコストを支払い、いずれかの山札の一番上のカードを獲得できます。

今回はコスト“情報2、資金2”の山札を選びました。獲得時にこのカードは“得点1”を得られます。獲得したカードはプレイヤーエリアに表に返して配置します。この時、領地ボーナス(1つ目の領地)として“得点5”も得られます。

開拓例

開拓で得た領地は“資源の生産能力”があります(情報コストの高い山札からの方が資源価値の高いものが出易いです)。獲得したカードは“石材2”を生産しているカードでした。

得点と領地の生産能力例

次の手番では都市建設に必要な“資源”を集めることにしました。資源カードは「生産」で獲得できます。ただしランダムな引きなので狙った資源じゃないかもしれません。市場の「資源購入」では資源カードの捨て札から獲得できます。こちらは公開されているので、欲しい資源ならばこちらを選ぶとよいでしょう。また、“万能資源”はいずれの資源にも代用(1個→木/石、2個→鉄)できるので有効な手段です。

公開されている都市カードには『商業都市(コスト木2、石1)』と『研究都市(コスト石2、鉄1)』があったので、いずれかを獲得できるように、今回は市場の「購入」マスにキューブを置き、コスト資金3を支払い“万能資源2”を得ました。

万能資源購入例

次の手番で手持ち最後のキューブを「建設」に置き実行。領地で石2は生産されているので、残りのコスト鉄1を万能資源2個で支払い『研究都市』を獲得しました。(獲得時に“得点4”を得て、以降のラウンドでは情報2の収入が得られます。)

建設例

この時、獲得した都市カードは領地の上に重ねて置きます。これにより領地の生産能力は失われます。

次の手番では、これ以上アクションを行えないので、ラウンドを降り次のラウンドで使う方針カードを選び、あなたのラウンドⅠを終了しました。

この例はわかりやすく説明するために、方針カードによる追加収入や、他プレイヤーのアクションが影響していない仮想環境を基にしています。ですので、実際はアクションが邪魔されたり(ワーカープレイスメントですから)、アクションコストがUPしたりします。

また、この例の他にも様々な戦略がとれますので、色々お試しいただければと思います。【都市収入型、軍備特化型、人材(戦闘型、交易型、探索型、技能型)、バランス型・・・等々】

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