魔物と英雄 セット内容
物語の舞台となる拠点都市です。都市部分にはアクションエリア、外界には魔物の生息地があります。(見本左は裏面です。表面はそれを背景にしています。)
アクションエリアは「市場」「建設」「酒場」「軍事」など、8つに区画されていて、キューブ(ワーカー)を置くことで即時効果を得ることができます。
ここでポイントとなる《エリアシステム》。各エリアにはキューブを置けるマスが複数設置されています。これにより同じアクションを選ぶことが可能なのですが、選択が集中するとコストが上昇します(高需要アクション→価値up)。しかも以降のラウンドに蓄積される恐れもあります。ワーカー配置1つでアクション選択と相場変動の2つを表現しています。
ボード外周では得点の管理を行います。得点を最も稼ぐことが勝利条件となりますが、時には人材登用の条件や特権のコストとしても使用します。
【金庫カード】資金の管理を行います。資金は様々なアクションに必要です。また、左上の紋章はあなたの担当色(得点マーカーの色)を表します。
【勢力カード】あなたが得ている〔情報〕〔万能資源〕〔軍備レベル〕の管理を行います。得点につなげるには、これらを効率よく集め活用することが求められます。
【拠点カード】あなたの拠点です。ラウンド毎に得られる資金の収入源となります。獲得した“領地”は拠点カードの左に並べていきます。領地は5つまで増やすことができ、その都度得点ボーナスを得ることができます。
【領主カード】あなたの分身となる領主様です。キューブの収入源となります(4枚あるカードの表裏にはすべて異なるイラストが描かれています。お好きな面を選んでね!)。獲得した人材カードは領主カードの左に並べていきます。人材は5つまで増やすことができ、その都度得点ボーナスを得ることができます。
■方針カード(12種類)
ラウンド毎に追加収入や特殊効果を得ます。これによりプレイ毎に異なる戦略を試したくなります。さらに手番順もこのカードで決定します。自身で手番の目安を選ぶことになるので、後手番の救済処置を不要にしています。
ゲーム開始時は、配られた3枚から1枚を選びます。ラウンドをパスする(降りる)際には、場のカードと入れ替え、次のラウンドの方針とします。前半は追加収入を得て地盤を固め、後半に得点ボーナスで畳みかける・・・など計画に合わせて選択しましょう。
ラウンドⅣを降りるときに選んだカードは、終了ボーナスとなるので、逆転の可能性も残されています。
■魔物カード(18種類)
この世界の魔物は現在と異なり、おとなしく友好的です。会話が可能な魔物は交易に応じてくれますし、魔物の住処を探索したとしても、無関心か様子を見に来る程度で、決して襲い掛かってくることはありません。あなたは今まで通り友好関係でいることも、私益のために討伐し住処を奪うこともできます。
「交易」「探索」は通常のアクションより効果が高いです。実行するには、それに対応する人材カードの能力と代価が必要です。
「討伐」することで高得点と領地を得ることができます。実行するには、軍備を整えたり、戦闘系・魔術師系人材の能力が必要です(キューブを戦力にすることもできます)。
■人材カード(21種類)
歴史書には魔竜を退け帝国の礎を築いた英雄と記されています。真実はあなたの目で確かめてください・・・
酒場には名立たる戦士や、高名な賢人が集うものです。あなたの名声(得点)や、見識(情報)、金品でもてなすことで陣営に加わり、あなたの腹心となって働いてくれるでしょう。
人材カードには魔物に対してキューブを使わずにアクションを行える能力があります。この能力を活用することで手数を増やすことができます。
また、特殊な技能を1~2種備えています。技能には2タイプあり、キューブを置いてアクションを実行するタイプと、〔常時〕効果を得られるタイプがあります。使い方にクセがあるものもありますが、いずれも強力な効果を得ることができます。
■軍備カード(8種類)
魔物を討伐するための軍備の強さを表します。戦闘系アイコンには、戦闘技能(1~3)/攻撃魔法/神聖魔法の3種類があります。軍備レベルによって所持枚数を増やすことができます。
支援効果も備えており、「交易や探索」「生産」の効果を上げたり、魔石として使用することができます。
■開拓カード(コスト3種類、生産9種類)
情報をもとに都市建設に最適な土地を開拓し、新たな領地とします。開拓コストは3種類あり、情報は乏しいが案内人を雇い入れ開拓するタイプ、確かな情報があるので人員は開拓者のみで開拓するタイプ、その中間的なタイプです。
魔物討伐による領地獲得とは異なり、開拓による領地は資源の生産能力を持っているので「建設」までの手数を短縮することができます。
■都市カード(7種類)
建設することで得点を得て、収入を増やすことができます。大庭園と軍事都市には収入はありませんが、高得点や即時効果を得ることができます。
建設するには領地が必要です(領地1枚につき都市が1枚建設できます)。さらに建設コスト(木材/石材/鉄鉱石)を支払う必要があります。勢力カードで管理している“万能資源”はいずれの資源にも代用が可能です。
■資源カード(15種類)
生産アクションによって得られた資源や魔石が表示されています。市場でも購入できます。資源は都市建設の材料に、魔石は人材の一部が扱うことのできる“魔法”の触媒になります。
資金が乏しい時には売却することで資金に換えることができます。2枚まで所持することができます。